京料理の基本である「日本料理の五体系」とは?
素材本来の味を引き出す上品な味わいが人気の京料理は、長い歴史の中で培われた日本料理の五体系を統合した料理です。
ここでは、京料理の基となる「日本料理の五体系」をまとめでいます。
◇大饗料理(だいきょうりょうり)
平安時代の公家社会の朝儀のなかで発展した料理。
食材の切り方、寸法、盛り合わせが重視され、素材本来の味を大切にしています。内容は主に切った魚や干物などで、小皿に入れた塩や酢、醤油などの調味料を付けて食べていました。
◇精進料理(しょうじんりょうり)
肉や魚を使用しない、野菜や豆類、穀物を中心とした料理。
鎌倉時代に僧侶により伝えられた料理で「不殺生」という仏教の教えをもと発展していきました。
◇本膳料理(ほんぜんりょうり)
室町時代に武法を基に発展したもので、現在も冠婚葬祭を中心に提供されていて、「一汁三菜」を基本とした料理です。
◇懐石料理(かいせきりょうり)
茶道の発展と共に広がったもので、お茶会の前に客人をもてなすために提供された料理。
一汁三菜を順にコース料理のように提供します。
◇有職料理(ゆうそくりょうり)
大饗料理と本膳料理の影響を受けており、現代の「おばんざい」のベースとなっている料理。
通販でも京料理を販売しており、全国対応していますのでぜひご利用ください。
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2023.09.20